中国語リスニングの勉強法6つのコツ【おすすめ教材も紹介】
今回は、リスニング力アップのための勉強法オススメトップ6をご紹介します。
・6つの中から自分にあったリスニング強化方法を選べる
・無駄なリスニング勉強をせずに最短距離でリスニング力を上げられる
コンテンツ
日本人に最適な中国語リスニングの勉強法5つのコツ
自分の中国語を録音して、聞く。
これは別の記事でも書いていることではありますが、発話できることが言語最終目的ですから、自分が中国語を話せるようになっているかを客観的に確認することが言語習得の最も近道になります。
話せないものは聞き取れないし、書けない。これは私の言語習得に通底する考え方です。
では、やり方についてご紹介しますね。
やることは、以下の表のプロセスを繰り返すだけです。
⒉録音した自分の声を聴く(下手くそだなと思ったら1.に戻る)
⒊自分でも音声の真似ができていると感じられたらOK!
※読む回数の目安は大体1つの文章3〜5回程度
見た目はとてもシンプルな方法ですが、非常にパワフルな中国語勉強法になります。
私はこの方法で、学習1年未満にも関わらず、HSK8級(現在最高は6級)を取得しました。
相手に届いている音と自分のしゃべる感覚を一致させる
ここで、少しだけなぜ、自分の声を録音して聞く必要があるのかを説明します。
自分の声を録音して聞いたことのある人なら同じような経験をしたことがあると思いますが、自分が話していると思っている声と他人に聞こえている声は全く違います。
と言うことは、自分は話せているつもりになっていても、実は相手には伝わっていないことが頻繁に起っています。
「話せているつもり」と「本当に話せる」とは全然違います。
そして、話せているつもりの状態では、全くリスニング力アップもしていないと言えます。
アウトプットできないことは身についていないのと同じこととも言えます。
「聞く」ではなく中国語を「しゃべる」に集中する!
リスニングと言うと「聞く」練習をしがちですが、
ですから、中国語リスニングを上達させるコツは、中国語で会話力を上達させるのが一番の近道です。
一見とっても難易度の高いことを言っているように聞こえますが、インプット重視の身につかない勉強よりもよっぽど有意義な勉強法です。
このことについて、詳しくは以下の記事でまとめています。
興味のある方は是非こちらも見てみて下さい。
ドラマで中国語のリスニング力を上げる!(無料動画でOK)
続いてのリスニング力アップのオススメはこちら!
「中国語ドラマを見る!」です。
中国人の考え方を知ること!
普段の生活ではあまり感じることは少ないかもしれませんが、言語とその言語を話す人の思考回路というのは非常に強い相関関係があります。
もう少し簡単に言うと、日本語には日本人の特有の思考回路が最初から組み込まれています。
それと同じように中国語にも中国人特有の思考回路があると言うことです。
この思考回路が理解できると、相手がどんなことを言おうとしているかを理解し易くなります。
ということは…、リスニング力が飛躍的に上がるということです。
中国語ドラマには全て字幕があるので意味を想像しやすい!
さらに良いことは、中国語には方言が多すぎて、標準語が分からない人も多くいるため、全ての映像作品(テレビ、映画、ネット動画)に字幕が標準でついています。
ですので、「今何って言った?」と思った時に、字幕で理解を補うことも可能です。
さらに、字幕があることでリスニング力と同時に、リーディングのスキルを養うことができます。
オススメの中国ドラマを見てリスニング力を上達させよう!
では、現代中国を知ることもできて、無料で見ることができるオススメ中国ドラマを2つご紹介しましょう。
中国語の勉強と構えず、ストーリーを楽しんでみてください。自然と中国語を覚えていくはずです。
一つ目のオススメはこれです…。
ドラマ名:都挺好このドラマは、蘇州を背景に、蘇一家三兄弟と父親の葛藤や成長物語を通じて、中国の社会問題や普通の家庭が抱えている問題をリアルに表現しています。
何とYouTubeで無料公開されているので、お金もかかりません!(違法アップロード作品ではないので悪しからず…。)
そして、2つ目のオススメです。
ドラマ名:小别离3組の家庭を中心としたストーリーで、テーマは現代中国の貧富の差から生まれれる悲喜交交という深めのテーマです。
現代中国の縮図とも言える作品で、楽しめると思います。
ドラマ内の中国語のリスニングが100%じゃなくても気にしない!
聞き取れなくても大丈夫です!気にしないで見てください。
最初は10〜20%程度しか聞き取れないかも知れません。
重要なことは、中国人ネイティブはどんなスピードで話しているのか?
どんなところにアクセントをつけて喋っているのかがわかる程度で十分です。
その内、50%〜60%くらい聞き取れるようになってきます。
その時は、「大体こういうことを言おうとしてるんだな。」、「こんなことを伝えようとしているんだな。」ということが分かれば十分です。
ポイントは、勉強するぞ!と肩肘張らずに、ストーリーを楽しむということですね🎶
HSK検定の対策教材を解く
続いて、実践的な試験HSKも資格を取ることのみを目的とするならば、有効でしょう。
常用中国語を勉強する上では一定の効果はある
実践的であるとはいえ、Best1.2に比べるとやはり即実用できる中国語かと言われると少しレベルは落ちてしまいます。
但し、「私はとにかく資格が必要なんだ!」、「資格を取って就職することだけが目的だ」という人に対しては有効だと思います。
受験勉強で過去問を解きまくるというのと同じ効果が期待できます。
HSKも資格試験ですので、時間内に問題を解いていく必要があります。ぶっつけ本番で試験に望んでも時間配分や思っても見なかったところでつまづくことがあるので、練習としては非常に重要です。
HSKのリスニングを上達させるための教材ご紹介
以下にリスニングに特化した教材を2つほど紹介しますね。
HSK4級向けのみご紹介です。(この記事ではリスニング勉強法の紹介をメインとしていますので、教材の評価はしません。)
その他の5・6級を目指される方は面倒ですが、ご自身で検索してみてください。
これらは比較的HSKに特化していて実用的だと思います。興味があれば是非ご確認ください。
中国語リスニングをアプリで勉強する
続いてBest4のご紹介をしましょう。それがリスニングアプリです。
中国語リスニングアプリの特徴と勉強法
アプリのメリット:「手軽で楽しく学べる。だから中国語の勉強が続けられる」という点では中国語リスニングアプリは役に立つと言えるでしょう。
アプリのデメリット:手軽なだけに詳しい説明や理屈などはどうしても省かれてしまいます。ただの丸暗記になりがちで、実用できるようになるためには時間がかかるでしょう。
以下に比較的使い易く作られていると思う中国語リスニング力アップのためのアプリをご紹介します。
アプリのメリット・デメリットを知った上でお使いいただくことをオススメします。
手軽で続けやすいので、アプリである勉強に程度慣れたら、Best1.2を試されることをオススメします!
中国語のリスニングをYoutubeで上達させる
最後、Best5「YouTubeで中国語を学習する。」です。
YouTubeで「中国語、勉強」などで検索してみると、日本語を話せる中国人Youtubeが結構いることが分かると思います。
中国語のリスニングをYoutubeで勉強するメリット・デメリット
メリットYoutubeで中国語リスニングを勉強するメリットは、相手の顔が見えるので臨場感を持って中国語リスニングの勉強ができるという点です。
また、初心者に向けて作られている場合が多いので、日本語解説を入れてくれている場合が多いです。
また、好きなYouTuberが見つかれば、リスニングの勉強もどんどん楽しくなるでしょう。
デメリット「〇〇してみた!」とか「〇〇リアクション!」みたいな動画が多く、リスニングを勉強するためのしっかりとしたカリキュラムがないため、レベル別の勉強やステップ毎に勉強を進めることはできません。
中国語YouTubeのご紹介
先ほど挙げたメリット・デメリットを踏まえた上で、2つほど中国語リスニング力アップのためのYouTubeチャンネルをご紹介しますね。
これはホントに好みが大きいので、ご自分で探されてみて好きな方を探される方が良いかも知れませんね。
中国語のリスニング力を音楽で上達させる
音楽好きの人限定の中国語リスニング上達方法
この方法は非常に限定的なのでベストに入れるかどうかを迷いましたが、この記事を見てくれている人の中に音楽好きもいるだろうと思い紹介することにしました。
音楽が好きな人は音楽番組から中国語のリスニングを上達させることができるでしょう。
中国はドラマと同じかそれ以上に音楽がエンタメとして定着しています。
ですので、Youtube上に公式動画がたくさんあります。自分の好みの音楽を探しやすいです。
中国語の歌を聴くだけではなく、番組を見る!
音楽を聴いてリスニングを上達させると聞くと、歌詞を自分で翻訳すると言うことを思い浮かべると思いますが、違います。
オススメのリスニング上達方法は、歌以外で出演者が話していることを聞くことです。
音楽に関する会話なので、会話内容が予測しやすいこと。そして、ドラマと同様会話の予測+字幕でこんな風に中国語で表現するのかと言うことが理解しやすいのがメリットです。
中国語リスニング上達のためにオススメの音楽番組
私の独断と偏見ですが、オススメの音楽番組を2つ紹介しますね。
中国新歌声「Sing!」と言う世界的に有名なオーディション番組の中国バージョンです。
出演者が実力者だらけなので、聴いているだけで出演者の歌唱力に圧倒されるでしょう。
また、会話パートが多くあるため、リスニングにはうってつけの番組です。
歌手当大当打之年この番組は実力派の歌手たちが、毎回視聴者投票をされ下位だった2名が番組から降板させられると言う過酷な音楽番組です。
日本からはMisiaが参加しており、日本人にとっても親しみが持てる音楽番組だと思います。
こちらの番組も会話の場面が多いため、常用会話を聞き取り練習するにはもってこいの番組でオススメです。
中国語リスニング上達方法のまとめ
ここまで、中国語リスニング力アップの方法を6つご紹介してきました。
私のオススメは<ベスト1>で挙げた、自分の声を録音するという方法なのですが、個人個人、好き嫌い、向き不向きがあるので、できる限り色々な方に対応できそうな方法をご紹介しました。
あなたに合った、中国語リスニング力アップの勉強法が見つかれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。