中国語で「お父さん」「お母さん」を何という? 【発音有】

会話の中で家族の話をする機会は多いですよね?

これは中国語会話でも同じです。

もしかしたら、家族の話は日本人よりもよく話すかもしれません。

ということで、今回は「お父さん」「お母さん」をはじめとした家族の表現をご紹介していきますね🎶

中国語で「お父さん」「お母さん」の表現方法

日本語では「パパ」や「お父さん」といった気軽な呼び方から、「父」や「父親」といった堅苦しい呼び方までありますよね。

中国語でも同じように、場面によって家族の呼び方を変えます。

まずは、一番近い「お父さん」「お母さん」の中国語表現からご紹介していきましょう!

日本語 中国語
お父さん(呼びかけにも使える)   bà ba
爸爸
バーバ
お母さん(呼びかけにも使える) mā ma
妈妈
マーマ
父親 fù qin
父亲
フーチン
母親 mǔ qīn
母亲
ムーチン

父亲,母亲は、日本語同様に少しかしこまった言い方になります。

中国語の家族・親戚の名称

今度は「お父さん」「お母さん」よりも少し遠い、親類の呼び方をご紹介していきます。

日本語でも「叔父」と「伯父」の様に親族の関係によって呼び方に違いがありますよね。

中国語では日本語よりもっと複雑に、細かく呼び方を使い分けています。

一覧表で覚えていきましょう。

兄弟、息子、娘、孫までの中国語表現(呼び方)

兄弟、息子、娘、孫のかなり近い親類の中国語表現方法です。

日本語 中国語
gē ge
哥哥
グーグ
dì di
弟弟
ディーディ
jiě jie
姐姐
ジィエジィエ
mèi mei
妹妹
メイメイ
息子 ér zi
儿子
アーㇽズ
nǚ’ ér
女儿
ニュウアーㇽ
孫(息子の息子) sūn zi
孙子
スンズ
孫(息子の娘) sūn nǚ
孙女
スンニュウ
孫(娘の息子) wài sūn zi
外孙子
ワイスンズ
孫(娘の娘) wài sūn nǚ
外孙女
ワイスンニュウ

父方家族の中国語表現(呼び方)

続いては、親戚関係(父方)の中国語表現をご紹介していきますね。

日本語 中国語
おじいちゃん(父方) yé ye
爷爷
イエイエ
おばあちゃん(父方) nǎi nai
奶奶
ナァイナァイ
伯父さん(父の兄)       bó bo
伯伯
ボーボ
伯母さん(父の兄の妻)     dà niáng
大娘
ダーニャン
叔父さん(父の弟) shū shu
叔叔
シューシュ
叔母さん(父の弟の妻) shěn zi
婶子
シェンズ
おばさん(父の姉妹) sū gu
姑姑
グーグ
おじさん(父の姉妹の夫) gū fu
姑父
グーフ
従兄(父方兄弟の年上男) táng xiōng
堂兄
タンション
従弟(父方兄弟の年下男) táng dì
堂弟
タンディ
従姉(父方兄弟の年上女) táng jiě
堂姐
タンジィエ
従妹(父方兄弟の年下女) táng mèi
堂妹
タンメイ
従兄(父方姉妹の年上男) biǎo gē
表哥
ビァオグァー
従弟(父方姉妹の年下男) biǎo dì
表弟
ビァオディ
従姉(父方姉妹の年上女) biǎo jiě
表姐
ビァオジェ
従妹(父方姉妹の年下女) biǎo mèi
表妹
ビァオメイ

さぁ、一気に複雑になってきましたね(笑)

ここから先は、「あれ?従兄弟ってなんて言うんだっけ?」など疑問が出た時に調べるように使っていただければ十分だと思います。

覚えるのはなかなか大変ですよね。

母方家族の中国語表現(呼び方)

どんどんいきましょう!(笑)

次は母方家族の中国語表現(呼び方)です。

日本語 中国語
おじいちゃん(母方) lǎo yé
老爷
ラオイェ
おばあちゃん(母方) lǎo lao
姥姥
ラオラオ
おじさん(母の兄弟) jiù jiu
舅舅
ジュウジュ
おばさん(母の兄弟の妻) jiù mu
舅母
ジュウムゥ
おばさん(母の姉妹) yí mā
姨妈
イーマァー
おじさん(母の姉妹の夫) yí fu
姨父
イーフ
従兄(母方の年上・男) biǎo gē
表哥
ビァオグァー
従弟(母方の年下・男) biǎo dì
表弟
ビァオディ
従姉(母方の年上・女) biǎo jiě
表姐
ビァオジェ
従妹(母方の年下・女) biǎo mèi
表妹
ビァオメイ

中国で親戚関係が細かく分かれる理由

ここでは少しだけ文化のお話をしましょう。

中国語でなぜここまで細かく父方や母方と分けているのか?

興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。

近代化を成し遂げた今の中国ではかなり薄まっていますが、伝統的に中国に男系尊重の文化があったからと言われています。

男系(父系)なのか女系(母系)なのかをはっきりと分かる様にするために、男系・女系で呼び方を分けていたと言われています。

また、中国においては、結婚しても夫婦は別性であり、子供は父親の姓を名乗るのが一般的です。

日本でも、明治時代から全ての人が姓を持つ様になり、姓(家)を受け継ぐ男性が尊重されていました。

日本では姓によって男系・女系が分かったのでそこまではっきりと分けなかったのかもしれません。

中国も日本も近代化を遂げて男系尊重の意義が薄くなってきているため、少しづつ親類の呼び方のこだわりも薄くなってきていますね。

まとめ

中国語における親戚関係の呼び方は、複雑で覚えるのも大変ですよね。

覚えておくと会話の中で父方の話をしているのか、母方かが明確になりますし、年上、年下などもはっきりと分かります。

また、その背後にある文化も理解すると、より一層中国語に興味を持てるかもしれません🎶

ご自身の親戚関係などを当てはめながら、覚えるといいかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました!