<使える!>中国語の形容表現と時間・場所表現を身に着けよう!

中国語にも「てにをは」がある

日本語では非常に大切だと言われている「てにをは」。実は、これ...中国語の文法にもあるんです。

そして、中国語の「てにをは」を使いこなせると、一気に中国語のレベルがアップします。是非、身に着けて、よりスムーズで楽しい中国語コミュニケーションに役立ててください。

今回は形容表現と介詞(時間・場所)の表現をご紹介します。

特に介詞は「てにをは」に当たる重要な部分になりますので、解説動画を良く見て、聞いてしっかりとものして頂ければと思います。

形容表現にBe動詞は不要

中国語の形容表現は非常にシンプルです。

「主語」+「形容詞」だけで意味が通じてしまいます。

「あなたは可愛い」という表現は、「你」+「可爱」でOKです。非常にシンプルですね。

英語だと、「You are pretty.」と途中にBe動詞を必ず挟みます。ここが、英語と中国語の表現の違いになります。中国語の方がよりシンプルであると言えるでしょうか。

良く使う表現は「你」+「很」+「可爱」をつけて程度を表現します。「很」= very です。とても可愛いという強調した表現になります。

それでは以下に実際の表現をご紹介します。このビデオをマネをして発音してください。たった15秒ですので、3回繰り返しマネをするとネイティブと同じように発音ができるようになります。

形容表現

如何でしょうか?

Be動詞無し、シンプルな文章構成で、あなたの伝えたいことを表現する手段がまた増えます。「じゃあ、これを表現したい場合は?」というような、興味があなたの中に出てくれれば嬉しいです。

介詞

これは、「いつ(When)」、「どこで(Where)」という時間や場所を表現する際にしようする言葉です。

英語で言うところの、前置詞に当たる部分になります。以下の例文を見て頂くと分かりやすいかもしれません。

I bought a book at that store on last Sunday.(私は先週の日曜日あのお店本を買いました。)

at = 「~(場所)で」

on =「~(いつ)に」

冒頭でお伝えした通り、文章構成で非常に重要な「てにをは」の部分になりますね。これが違うとこちらが伝えたいことがうまく伝わらなくなってしまいます。

例えば、先ほどの日本語訳で、「に」と「で」が入れ替わってしまっただけでも、意味が分からなくなってしまいます。

I bought a book at that store on last Sunday.(私は先週の日曜日あのお店本を買いました。)

すごく違和感のある文章になってしまいました…。

それだけ、「てにをは」が大事だということですね。それでは、中国語の「時間」や「場所」の表現をご紹介します。これも何度も聞いて、自分で発音して下さい。それだけで、学習効果の定着が倍増します!

場所「〜で」・方向「〜へ」の表現

以下に場所や方向を表す介詞を紹介します。

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「(ある場所)で〇〇した」という表現をしたい場合は、「在」を使えば間違いありません。

より具体的な使用方法としては、

例文:  我 在 学校 学 中文。 (私は学校で中国語を学んでいます)

のような形になります。英語は場所や時間は最後にきますが、中国語の場合は、主語のすぐ後にきます。ここは日本語の語順に近いですね。

「(ある方向)へ進む」などの表現は「往」を使用します。

例文: 你 要 前 来。(あなたは前へ来て下さい)

のような使い方ですね。

場所「〜から〜まで」=「from 〜 to 〜」の表現

次は英語でもよく使用する「from to」の表現です。

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より具体的な表現は

日本 中国,大家 知道 他。(日本から中国まで、皆んな彼のことを知っている)

となります。やはり、語順は日本語に近いですね。

「离」は目的地がはっきりしている時に使います。

例えば、友達とディズニーランドに行く計画を立てている時に、「でも、ここから遠いんだよねぇ」と言ったら、もちろん「ディズニーランドまで」の距離のことですね。そんな時に便利なのが「离」です。

時間経過や時点の表現

次は時間を表す表現です。

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もしかしたら、「从〜到〜」「在」は場所を表す表現じゃないの?と混乱された方がいるかも知れません。

しかし、安心してください。混乱する必要はありません。

英語でもfrom morning to evening(朝から晩まで)、at seven o’clock (7時に)という表現があるようのと同じことです。

「从〜到〜」「在」は、地点や時点を表現する際に使うことができる、非常に便利な用語なのです。

語学学習の基本スタンス

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最後に、せっかくここまで読んで頂いたので、語学学習に対する、私の基本スタンスを共有したいと思います。

あなたの語学学習の手助けに少しでも参考になればと思います。

私は文法用語と言われるものは、名詞(代名詞)・動詞・形容詞・副詞くらいしか使用しません。

これまでの解説からすると、矛盾するように聞こえるかも知れませんが、それ以外の分類は大して重要だと思っていないというのが正直なところです。

様々な教材、特に文法解説の教材は、「助詞」・「介詞」・「前置詞」・「副助詞」・「連詞」・「関係代名詞」・「関係副詞」・「接続詞」・「接続助詞」などなど、とにかく細かく役割別に文法用語が付けられています。

このメディアでは、「〇〇詞」という題名で解説をしています。しかし、私は、基本的にこの分類そのものは覚える必要はないという考えを持っています。

「こう言いたい時は、この表現を使う」程度の感覚を身に着けることの方が、分類よりも大切だと考えています。

何故なら、そもそも言語というものが、自分の中にある感覚を同じように人に感じてもらうために発展してきたものであるからです。

もちろん、それぞれの言語に決まったルールがありますが、それにとらわれて言語学習が伸びないと感じている人であれば、より感覚を大事にすることをお勧めします。

もっと踏み込んで言えば、「〇〇詞」「××詞」という分類については、はっきり言って語学研究者の自己満足でしかないと思っています。言語を細かく研究して、歴史を紐解くというよなことには役立つかも知れませんが、それ以外には役に立ちません。

実際は、言葉を話す人間が、これは「〇〇詞」・これは「××詞」というようなことを一々気にしていたら話ができません。

多くの語学学習者の悩みは、「どうすれば、外国人と対等に話ができるか?」「どうすれば、もっと効率的に外国語を使えるようになるか?」「どうすれば、ビジネスで使える英語が身につくか?」といった、より実践的なことなのです。

ですので、私は語学学習がどれだけ効率的にできるかというところに焦点を絞っています。余計なものはできる限り切り落とすというのが私のスタンスです。

より効率的に定着率の高い中国語学習を望まれている方は、是非以下のボタンからメルマガ登録をお勧めします。