<衝撃!>中国語って実は日本人にとって一番習得が簡単な言語なんです!それは…
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中国語って世界で何人が使っている言語なの?
中国語の使用人口をまずはご紹介しましょう!
中国語使用人口はこんなにたくさん!
中国語は中国大陸、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシアで最も多く使用されており、さらに華僑と言われる世界各地の中華系居住区において使われています。
その中国語人口はなんと…
15億人以上!
その内中国大陸はもちろん、台湾とシンガポールでも公用語として用いられています。
また、中国語は英語、フランス語、スペイン語、ロシア語、アラビア語とならんで、国際連合の公用語となっていることも特徴です。
そもそも、中国語は中国大陸において90%以上の人口比率を占める漢族の言葉です。ですので別名=漢語とも呼ばれています。中国には56の民族がおり、それぞれが独自の言語を持っています。ですので、漢族と少数民族の間ではコミュニケーションが成り立ちません。
また、同じ漢民族でも地方によってはコミュニケーションが取れないほど強い方言が残っています。
そこで登場したのが中国語(=漢語)と言われるものです。北京語と言う人もいますが、普通語に近いですが、厳密に言うと北京訛りがあります。
なぜ中国語が日本人にとって習得が一番簡単なのか?
多くの中国漢字は日本の漢字と同じ意味を持つ
私が中国語は簡単だと言う大きな理由がこれです。日本語と中国語で使用する漢字の意味の多くが日本語と同じ意味を持ちます。
ですから、英語やドイツ語・フランス語などのように、イチから単語とその意味を覚えなくても、パッと見れば意味がなんとなく分かるのです。
以下少しご紹介しましょう。
<日本語と同じ意味を持つ漢字>
茶(chá) =お茶 花(huā) =花 市 场(shì cháng) = 市場
上記のように、「茶」は「お茶」ですし、「花」は「花」という意味であり、日本語となんら変わることはありません。
中国で使われている漢字のほとんどが日本語と同様の意味を持っていると考えて問題ありません。
また、実は日本から逆輸入している漢字もたくさんあるんですよ!
但し、一部の漢字の意味は日本語と違うものがあります。そんなに多くありませんので、例外として逆に覚えやすいと思います。
以下に日本語とは違う意味を持つ単語をご紹介しましょう。
<日本語と違う意味を持つ漢字>
床(chuáng) =ベッド 手纸(shǒu zhǐ) =ティッシュペーパー
「床」は「ベッド」の意味になります。全然違うじゃないかと思われるかもしれませんが、日本でも数十年前までは「寝床」と言っていましたから、そう遠くはないですね。中国ではベッドという外来語表現がありません。ですから以前の言葉のまま残っていると言えるでしょう。
また、「手紙」ですが、「ティッシュペーパー」という意味になります。中国語で手紙は「信封」と表現します。中国語で「信」はメッセージという意味合いが強くなります。日本語では「信じる」という意味ですから、全く意味合いが違いますね。
このように一部の漢字は意味が違いますが、そう多くはありません。例外として知っておくと良いでしょう。
中国語は文脈で単語の形が変化しない!
もう一つ、私が中国語が簡単であるという理由は「活用形」がないということです。
「活用形」?となるかも知れませんが、普段日本人であれば脳内で勝手にしている作業です。
日本語の動詞は命令形、否定形など場面によって活用されて形が変わりますよね?
例えば、「行かない」、「行きます」、「行く」、「行くとき」、「行けば」、「行け」のような活用ですね。これは、「か行変格活用」と言われるものです。
こういった活用は、我々日本人は自然と使いこなしますが、外国人にとっては非常に難しいものらしいですよ(^_^;)
「なんで変わるの?」と聞かれても「そうじゃないと気持ち悪いから」としか答えられないでしょう?
また、中国語には、英語に代表される「he , his , him , his」のような代名詞の文脈による活用はありません。
「彼は」としたければ「he」となり、「彼の」としたければ「his」と変換されますね。
あなたも英語の勉強を始めたばかりの頃は「なんで一々変わるんだよ!」とツッコミを入れていませんでしたか?
中国語にはこういった活用がありません!
ですから、非常に単純です。この場合は違う形になるとか、この場合は違う表現になるといったことがありません。
彼は彼ですし、行くは行くとしか表現しません。その前後に意味づけする言葉を付け加えれば意味が変わるのです。
「彼」は「他」と表現します。文法は英語と同様S+V+Oが基本ですから、文章の最初に「他」がくれば「彼は」となります。目的語の部分に「他」がくれば自動的に「彼を」となります。
「彼の(モノ)」という所有を表現したければ「的」をつけるだけです。「他的」とすれば「彼の(モノ)」となります。
中国語の文法的特徴の詳細は以下に記述していますので、興味のある方は見てみてください。
このように、中国語には活用形がないので、命令形の場合はこう変わる、仮定形の場合はこう変わるといったパターンは一切ありません!
パターンは非常に固定的ですから、覚えることも少なく学習の際の負担が少なく済みます。
中国語の文字と発音記号は簡単!
中国語(普通語)の簡体字は簡単
簡体字という文字が中国語では使用されています。これは元々画数の多い漢字を簡略化し、画数を減らして書きやすくすることと、中国国内の識字率(文字を読める人のパーセンテージ)を上げることに大きく貢献しています。
少しだけ例を上げると以下のようなモノがあります。
馬 ➡︎ 马 農 ➡︎ 农
いかがですか?圧倒的に画数が減っていますね。
私はメモを取る際に多くの簡体字を使用しています。そうすることで、話のスピードに遅れることなくメモを取ることができるようになったばかりでなく、内容の漏れもなく、正確にメモを取ることができるようになりました。
逆に旧来の漢字のことを繁体字と呼んでいます。台湾・香港・シンガポールでは繁体字を使用しています。また、日本で使用している漢字も繁体字に分類されます。台湾・香港・シンガポールとはまた違った漢字表現となります。純正漢字だけではなく、和製漢字も多数あります。
中国語の発音記号
最後に、「ピンイン」と呼ばれる中国語独自の発音記号をご紹介しておきましょう。発音に該当するアルファベットと中国語特有の「四声」を同時に表現するために開発されたものです。
消化=xiāo huà (消化)
小花=xiǎo huā (小さな花)
笑话=xiào huà (笑い話)
校花=xiào huā(ミスキャンパス)
これらの単語はアルファベットでは、全て「xiao hua」と記述します。しかしその上にある線の向きによって意味が変わってきます。これを四声と言います。
中国語はアルファベット+四声の組み合わせで単語の表現がされているのです。参考として以下に四声の発音のポイントとなる図をご紹介しておきます。
しかし、図では発音は伝わらないと思います。四声の音声など、詳しくは以下の記事で説明していますので、四声について詳しく知りたい方は見てみてください。
日本人が中国語学習でつまずくポイントの多くはこの発音になります。
結論…他の言語と比べると圧倒的に簡単!
発音でつまずくことはあるかも知れません。しかし、逆に言うと発音さえクリアしてしまえば、
1.最初から漢字を知っている(他国の人は漢字から勉強が必要です)というアドバンテージがある。
2.英語と文法構造と近いというアドバンテージ=すでに学習したことのある文法構造である
3.活用がなく単純である
といった様々な利点があります。
独特の発音を毛嫌いせず、是非やってみることをお勧めします!
なにせ、15億人とコミュニケーションを取ることができる言語なのですから。
最後まで、お読みいただきありがとうございました!
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