<解決!>中国語の勉強法!3つのつまずきポイントの克服法学習成果が激変する
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中国語の間違った3つの勉強法
四声
四声とは
中国語には四声というものがあります。中国語学習を始める際は誰もがここから練習を開始します。
「マー」という発音にも4種類があり、それぞれ意味が違うというところから練習を始めるのです。
「そんなことは聞かなくても知っているよ!」という方は四声の説明は飛ばしてください。
①妈 mā (1声・高く平坦な音)
②麻 má(2声・下から疑問系のように上がってくる音)
③马 mǎ(3声・下に潜り込むような音)
④骂 mà(4声・上から下へ降りてくる音)
言葉で説明すると難しいですので、音声を聞いて頂ければ違いが分かりやすいと思います。
<音声を聞いてみて下さい>
四声のつまずきポイント
このように、同じ「マー」という発音でも意味が変わるんですよと説明をされます。口語のスピードで四声を完璧につけて話すことは本当に難しいです。
でも…
折角頑張って練習された方、ゴメンナサイ。はっきり言ってこれ、実はそこまで重要ではありません。私自身、中国で仕事をするようになって、「四声ってそんなに重要じゃない」ということには気が付きませんでした。
中国語を学び始めた頃は、第1声〜第4声まで少しでも違えば伝わらない、なんて微妙な言語なんだ。中国語はメチャクチャ難しい言語じゃないかと思い込んでいたました。また、中国語を話した時に、相手から「え?」と聞き返されると「あぁ、やっぱり発音が悪いんだ」と話すのが怖かったです。
そして、だんだんと発音に対するコンプレックスが積み上げられて、何度も何度も頭の中で発音の練習をしてから、勇気を振り絞って、なんとか話しをするという状況になっていました。
中国には広く、多くの方言があります。
標準語と大阪弁くらいの違いから、標準語と沖縄のおばあちゃんが喋るくらいの違いまで様々です。
例えば、重慶や成都といった四川省のあたりでは、多くの単語の第4声が第2声になっているのです。普通に考えると4声と2声じゃ意味が変わるでしょう?と思うのですが、文脈の中で、これは4声が訛っていると判断しています。
これは四川独特のイントネーションなので、中国人はこの人は四川省出身で、四川訛りなんだなということを認識して、脳内で2声を4声に変換して、聞き取っているのです。
偉そうな言い方になってしまいますが、実は私、四川訛りを聞いてから、本場の中国人なのに、「何て下手くそな中国語だ!これなら俺の方が発音上手い!」と思うようになりました。
ここから、発音に対する苦手意識が全くなくなりました。四川訛りが許されるなら、日本人訛りがあっても良いだろうと思えるようになったからです。
発音
似たような発音
もう一つのつまずきポイントはピンインと呼ばれるもので表現される発音方法です。
例えば、以下のピンインです。例として ①zhāng、②zhān、③jiāng の違いを見てみましょう
それぞれの発音をカタカナで表記をすると「ジャン」になります。しかし、中国語ではこの3音の違いで意味も違ってきます。①張 ②粘 ③将というように全く違う言葉になります。もっと細かく言うと、①zhāngは鼻濁音を使い「ン」の発音をします。②zhānは鼻につけずシンプルに「ジャン」という感じです。③は「ジャン」というよりも「ジァン」という発音に近くなります。
以下にanとangとの違いが分かりやすくまとめたサイトがあります。
<音声を聞いてみて下さい>
[surfing_su_quote_ex cite=”今すぐ中国語” url=”http://www.imasugu-chinese.net/chinese/post8866″]anとang、発音の違い[/surfing_su_quote_ex]このように、細かい発音の違いがあります。
発音のつまずきポイント
カタカナでは違いが表現しきれないですよね。また、馴染みがない人からしたら、実際に聞いてもハッキリと違いが分からないレベルだと思います。
ここが、「そんなもん聞き取れる分けないよ!」、「聞き取れないのに、しゃべれる分けないよ!」と思ってしまい、挫折し、学習を諦めてしまうのです。
これの解決策もお話ししたいところですが、先にもう一つのつまずきポイントをご紹介してから解決策をお話しします。
なぜなら、発音のつまずきともう一つのつまずきポイントは、ある対策で解決できてしまうからです。
それでは、もう一つのつまずきポイントにいきましょう。
同音異義語
同じ音なのに意味が違う
今度は同音異義の数々につまずくパターンです。例として以下の単語を挙げましょう。
①张 zhāng
②长 zhǎng
③章 zhāng
四声の違いはありますが、ピンイン表記は全てzhangとなり発音が同じです。
今回は、意味が違うというパターンです。
日本で使う漢字に当てはめると、一つは目は膨張の①「張」、二つ目は長短の②「長」、三つ目は第1章の③「章」となります。
同音異義語の数でつまずく
せっかく一生懸命発音をできるようになったとしても、次のつまずきポイントはすぐにやってきます。
それが、同音異義語です。
簡単に言うと中国語は日本語でいうところの「音読み」しかないのです。もしも、日本語も「音読み」しかなければ、日本語も同音異義語だらけでコミュニケーションが難しかったでしょう。
日本では、一つの漢字にも「音読み」「訓読み」といった複数の読み方があります。しかし、中国語は音読みのみですので、日本人にとっては「同じ発音なのに違う言葉多すぎ!」「発音同じで意味違うのはさすがに聞き取れないよ!」「難し過ぎ!」と感じてしまい、挫折しやすいのです。
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それでは、発音・同音異義語でのつまずきをどうすれば解決できるかをお話ししていきたいと思います。
苦手意識を取り払う
まずは、中国人でも一文字だけを発音されても聞き取れないということを知っておくことです。
日本人も音読みで「チョウ」と言われても、「調」なのか「帳」なのか、はたまた「朝」の話なのか全く見当がつきませんよね?
同じように中国人も一文字だけ「zhāng」と言われても分からないのです。
日本人の方で一生懸命言い方を変えて一文字だけを伝えようとして、「分からないよ」と言われている人を見かけますが、発音が悪いというよりも一文字だけで情報が足りなくて伝わっていない可能性が高いと思った方が良いです。
「チョウ」の話に戻りますが、これの情報量を2文字にしてみて下さい。「調査(チョウサ)」、「帳簿(チョウボ)」、「早朝(ソウチョウ)」と情報を1つ増やすだけで、「チョウ」が何なのかがハッキリとします。
同様に、中国語でも以下のように、
帐簿 zhàng bù (帳簿)
张贴 zhāng tiē (貼り付け)
2文字組み合わせてあげることで「四声」や「発音」がある程度間違っていたとしても、組み合わせから意味を特定し易くなります。
ですからあなたが何を言いたいかを判断し易くなるということなのです。日本の中国語教育ではこの部分を教えてくれません。
私は組み合わせの法則を見つけてから一気に中国語能力が伸びていきました。その理由は、発音よりも組み合わせ次第でいくらでも相手に言いたいことが通じるということが分かったからです。
また、この確信を得たことによって、話すこと(アウトプット)することを恐れなくなりました。学習でもっとも効果が高いのは、インプットよりもアウトプットをすることであることは、いくつもの研究で証明されています。
ですから、アウトプットを恐れなくなったというのは非常に大きかったと思います。
最後に
中国語学習での挫折は、ほぼここまでに挙げた3パターンのいずれか、もしくは3パターン複合により起こっています。
中国語を学習しているあなたにとって、これらのつまずきポイントが学習の成果を邪魔していると感じていたら、是非この解決策を試してて見て下さい。
最後まで、お読みいただきありがとうございました!
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